励まさないで

励ましの言葉というのは難しい。


悲しみや苦しみのどん底にいる人に向かって、
善意の人は深く考えもせずに「がんばってください」と言うけれど、
言われた方はよけいに辛い気持ちになる。少なくともわたしはそうだった。


震災で被害に遭われた方々の気持ちも同じだろうと思う。
一瞬で住む家も財産も家族も失ってしまったあげく、
これからの生活のことも考えなければならない。


先の見えない不安に押し潰されそうになりながらも、心にムチ打って
頑張っている人に「がんばってください」は、さらなるムチになるだけだ。


体験した者でしか分からない気持ちというのがある。
深い深い心の傷は長い年月を経て少しずつ癒えてはいくけれど、
完全に消えることはないだろうと思う。


アンパンマンの歌にもあるように、それでも人は心の傷を抱えながら、
なんとか前向きに生きていこうとする。強いなと思う。
テレビで被災地の方が「生きていてよかった」と笑顔で話されていたが、
見ていたこちらが逆に励まされた。



ホ#12442;イント



ちなみに、白猫は頭に"善"の字がつく言葉が嫌いです。
きれいな包装紙にくるんだ中身が"偽"善である場合が多いからです。
善意でも悪意でもない無意(無為)から発する行為が最も美しい、
と秘かに思っています。


人の為と書いて偽(にせ)、偽り(いつわり)と読むのも意味深いです。
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[ 2011/04/01 10:38 ] 未分類 | CM(0)
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