空気がこわい

震災の影響でお花見や各種催しが自粛されているそうですが、
ちょっと過剰ではないかと言う声もありますね。


被災地のことを考えると、浮かれてる場合じゃないという気持ちは分かりますが、
だからと言って、国じゅうが震災ムード一色になるのもどうかと思います。
いまこそ国民は心をひとつにして!とか、日本がんばろう! とか言われると、
私はちょっと引いてしまいます。


戦争に反対すると非国民と呼ばれた戦時中の空気とどこか似ていませんか。
放射能ではありませんが見えない空気は知らぬ間に世間に拡散していき、
全体の空気が無言の圧力となって個人の自由を妨げるものになります。
空気を読めない人をKYと言って排除する空気の方が私はこわいです。


自粛してもしなくてもいい。
するなら気持ちの上で自粛すればいいのであって、
日常生活に"禁"を設ける必要はないと思っています。


たまたま手にした本に、空気について「なるほど」と思うことが書いてありました。
『がんばらない』でおなじみの鎌田實さんの『空気は読まない』からの引用です。



空気は読まない



KYって初めて聞いたとき、
なんのことだかわからなかった。
「空気が読めないヤツ」のことだと教えてもらった。
KYって言われたくなくて、
みんなが、空気にとらわれはじめた。
なんか、おかしい。
空気は読めるが、
空気に流されないことが大切なのではないか。
空気は読めるが、
あえて、空気を読まないときがあってもいい。
空気をかきまわしたほうがいいときもある。
『「空気」の研究』って本があった。
昔、みんなが空気感染して、
なんだかわからないうちに、
ぼくたちの国は戦争をしてしまった。
「空気」を読んでばかりいると、
あの時代のように、
人は、自分の意見や意思を、
見失ってしまうのではないだろうか。

空気は、人に、街に、時代に伝染する。
じわじわと広がり、いつの間にか、
気分を高揚させたり停滞させたりする。
ときには、景気さえ左右し、経済を動かす。
ときには、国を間違った方向に動かす。
ときには、人間の行動や生き方までも、操っていく。
まわりから浮きたくないと、必死で空気を読む。
空気にとらわれる。
結局、小さな生き方から出られない。
気概を忘れていく。
気が抜けていく。
心が鬱々としてくる。

空気に流されるな。
空気をつくり出せ。
空気をよどますな。
空気をかきまわせ。
それが新しい生き方になる。
それが新しい時代をつくり出す。
信じていい。
空気は……読まない。




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[ 2011/04/07 19:23 ] 未分類 | CM(0)
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