原発のことがわかる本

小出裕章先生の『原発のウソ』を読みました。
これ一冊読めば、原発のことがよくわかります。


日本の狭い国土に54基もの原発が何故、次々と建設されたのかと言えば、
建てれば建てるほどお金が儲かるからなんですね。
電力会社だけでなく、東芝、三菱、日立など原発建設に関わってきた
大企業が甘い汁を吸ってきた原子力産業のカラクリが見えてきます。


震災後に書きおろされた本なので、内容にタイムラグがありません。
福島原発の事故による放射能汚染が国や東電が言っているほど
甘くないと言うことが、これを読むと明らかになります。


事故から3ヵ月が過ぎ、人々の間では原発問題も"なんとかなりそう"的な
楽観ムードが漂い始めていますが、事態は相変わらず深刻です。


深刻になりすぎるのも考えものですが、事実を知ることはだいじだと思います。
国や電力会社は自分たちに都合の悪い事実を風評と呼んでいるようですが、
事実をありのままに伝えることを風評とは言いません。


白猫はほんとのことが知りたいです。たとえそれが最悪の事態であってもです。
これからこの国がどうなっていくのかはわかりませんが、何が起きても、いえ、
何が起きるかわからないからこそ、目の前の一日一日を大切に生きていこう。


そんなふうに思いました。一人でも多くの人に読んでいただきたい本です。



原発のウソ



ー 前書きから ー



私はかつて原子力に夢を持ち、研究に足を踏み入れた人間です。
でも、原子力のことを学んでその危険性を知り、自分の考えかたを180度変えました。
「原発は差別の象徴だ」と思ったのです。

原子力のメリットは電気を起こすこと。しかし「たかが電気」でしかありません。
そんなものより、人間の命や子どもたちの未来のほうがずっと大事です。
メリットよりもリスクのほうがずっと大きいのです。
しかも、私たちは原子力以外にエネルギーを得る選択肢をたくさん持っています。

私が「原発は危険だ」と思った時、日本にはまだ3基の原発しかありませんでした。
私は何とかこれ以上原発を造らせないようにしたい、危険性を多くの人に知ってほしい、
それにはどういう方法があるんだろうかと、必死に模索してきました。
しかし、すでに日本には54基もの原発が並んでしまいました。

福島原発の事故も、ずっと懸念していたことが現実になってしまいました。
本当に皆さん、特に若い人たちやこれから生まれてくる子どもたちに申し訳ないと思うし、
自分の非力を情けないとも思います。

けれども、絶望はしていません。
私が原子力の危険に気づいた40年前、日本中のほとんどの人が原子力推進派でした。
「未来のエネルギー」として、誰もが諸手を挙げて賛成し、原子力にのめりこんで行く時代でした。
そんな夢のエネルギーの危険性を指摘する私は、ずっと異端の扱いを受けてきました。

その時に比べれば、だんだんと多くの人たちが私の話を聞いてくださるようになりました。
「原子力は危険だ」ということに気づき始めたようです。
今こそ、私たちが社会の大転換を決断できる時がきたのではないかと思っています。

起きてしまった過去は変えられませんが、未来は変えられます。

これから生まれてくる子どもたちに、安全な環境を残していきませんか。
皆さんの一人ひとりが「危険な原発はいらない」という意思表示をしてくださることを願っています。
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[ 2011/06/18 17:41 ] 未分類 | CM(0)
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