二度童(わらべ)

80歳の老人の肉体を持って生まれ、年をとるごとに若返っていき、
最期は赤ちゃんになって死んでいく。

第一次世界大戦が終わったばかりの米ニューオリンズで、
こんな数奇な人生を送った男がいた。
映画『ベンジャミンバトン~数奇な人生』での話である。

前にこの映画と似たようなことを空想したことがあった。
50歳くらいを境にひとつずつ年齢が若くなればいいのにと。
赤ちゃんにかえったあとは、純粋な光のエネルギーになって
宇宙に帰っていければいいなとも考えた。

年をとるのは悪くはないが、老いるのはかなしいと白猫は思う。
よく「美しく老いる」などと言うけれど、老いは美しくも汚くもない。
言葉ではごまかしようのない、かなしみがあるだけだ。

年をとると子どもにかえると言うが、
かなしみを忘れるために、人は
二度童(わらべ)になるのだろうか。


ねこじゃらし
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[ 2012/01/07 16:43 ] 写真詩・俳句 | CM(0)
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