原爆と原発は同じコインの裏表

図書館で予約していた小出先生の本の順番がようやく回ってきました。
タイトルは『原発と憲法9条』。207ページたったいま読了。
薄手の本ですが中身は濃かったです。


原発と憲法



福島原発事故で世界が変わるほどの危機的状況に今なおありながら、
「国民の生活を守るため」との理由で、国はまだ原発を再稼働させようとしています。
この言葉の裏には「電力会社を初めとする大企業、経済を守るため」があるのでしょう。


もうひとつの理由があります。たぶんこちらが本命です。
潜在的に核兵器をつくる能力を持つことです。


本によると、日本は1993年〜2008年の間に原子力爆弾の材料になる
プルトニウム(英仏で再処理したもの)を45tも入手しているそうです。
長崎原爆4000発分に相当します。


国民の多くは、「日本は核兵器は持たない。原発は原子力の平和利用だ」
と信じていますが、小出先生の話によると、日本が原子力を始めた動機は
最初から「核の抑止力」にあったらしい。



日本は先の戦争で負けてしまった側です。
核開発の道具も何もかも米軍にすべて破壊されてしまったため、
核開発、運用においてずいぶん立ち後れてしまったわけです。

けれども、「いつまでも二等国ではいたくない」
「なんとか一等国の仲間入りをしたい」と願った。
つまり、「核兵器を造る能力を可能な限り早く手に入れなければいけない」
という理由から、"原子力の平和利用" を始めたのです。




福島の事故で、国やマスコミは都合の悪い情報を隠そうとし、
国民の生活どころか命をないがしろにしようとしています。
国やマスコミの情報操作によって国民がだまされていた
戦時中と同じだなと思いました。


写真は本に掲載されていたものです。
上は1931年、満州に侵略戦争に向かう日本軍を見送る群衆。
下は何年か前に自衛隊がイラクに行ったときの見送り場面。
あまりに似てるのでゾッとしました。


自衛隊


事故から1年以上がたち、関西では3.11前の日常が戻っているかのようです。
きのう官邸前のデモの様子を見て、見てるだけでいいのやろかと思い、
脳みそに汗をかきながらやっとここまで書きました(^^;


最後に小出先生から読者のみなさんへメッセージです。


でも、私にできることと、みなさんができることは、
たぶん一人ひとりみな違っていると思います。
みなさんに「これをやってください」と、私からお願いするようなものは、
ありません。

みなさん一人ひとりが歴史を背負って、ここにいるわけですから、
みなさんが何をしたいか、自分の胸に問いかけをしてくれて、
行動してくだされば、私としてはいちばん嬉しいことです。

なんとかみなさんの、おひとりおひとりの力を借りて、
原子力を廃絶に追い込みたいと思います。




小さな花がたくさん集まって大輪の花になる紫陽花のように、
一人ひとりができることをすれば変革の力になるかもしれない。
官邸前の4.5万人デモを見ていて思いました。
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[ 2012/06/24 16:49 ] 未分類 | CM(0)
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