認知症と呼ばないで

祝日の今日、担当の利用者さん宅を訪問したら、「今日は日曜やないの?」と言われ、
一瞬「ありゃ、まちがえたかな?」とドキリとした。影響されやすいのである。笑


「えーっと、昨日はたしか日曜だったよなあ」と、思い出したところで利用者さんも、
「そや、今日は月曜日やったなあ」と、まちがいに気づかれた。
こういうことがたまにある。


このかたは違うが、他の利用者さんに認知症のかたがいる。
さっき言った話を何度もされたりするが、会話としては成り立っていてコミュニケーションはとれている。
料理や洗たくなどの家事もご自分でされているし、感情的にも調和がとれていて認知症とは思えない。


ユーモアのあるかたで、ご自分のことをボケ老人と言ってみたり、服薬確認のときに、
「なんの薬ですか?」とたずねたら、「認知症の薬でしょ」と言われたのには苦笑した。
先日、『白い巨塔』の作者が思い出せず、そのかたに「誰でしたっけ?」とたずねたら、
「山崎豊子でしょ。最近亡くなった」と即答された。御意m(_ _)m


ちなみに医療や介護でよく使われるこの認知症というレッテルに違和感をもっている。
若年性のそれは病気には違いないが、高齢者の場合は老化症状という見方ができる。


認知症にも程度があり、なかには人格が変わってしまうような重症のかたもいるが、
たとえば上記のかたのような場合、認知症とレッテルを貼るのはいかがなものか。


自分の場合はことさら認知症を意識せず、ふつうに接しているがなんの問題もないし、
話をするのはコミュニケーションをとるためと思えば、同じ話を楽しむこともできる。


もうひとかた、猫の手の利用者さんにも同じ話をされるかたがいる。89歳のさくらさんだ。
さくらさんはそこにいるだけで心が和む、いまで言う癒し系のおばあちゃんだ。


今年最後の訪問日だった。
「来てもらうようになって何年になるかなあ」と言われるので「6年になります」と答えたあと、
「おかあさんのお顔を見るのを楽しみに伺ってます」と言うと涙ぐまれてしまった。


さくらさんも軽い認知症のあるかただが、ふつうの人となにも変わらない。
認知症であろうがなかろうが、気持ちは伝わる。そう思っている。
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[ 2013/12/23 20:33 ] 介護 | CM(0)
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