姿を消したシロちゃん

長年、御室八十八ヶ所で暮らしていた一匹の野良猫さんがいなくなりました。
最後に見たのは17日の日曜日で、いつもと違って元気がなく地べたに横たわっていました。
心配した常連さんが持ってきてくれた鶏肉もほんの少し食べただけでしたが、
なでるとスリスリしたり自力で歩けていたので気にしつつもその場を後にしました。
翌日、もう一度ようすを見に行ったときには、シロちゃんの姿はありませんでした。
毎日来られてる常連さんの話では、もう一週間以上姿を見ていないそうです。
15歳くらいになってる猫さんだそうなので、虹の橋を渡ったのかもしれません。
たまにしか会わない猫さんでしたが、もう会えないのかと思うとさびしいです。


たまたま読んだ長田弘さんの「秘密」と言う詩のなかに、こんなことばがありました。
姿を見なくなったと思ったら、黙って、ある日、世を去っていた。
こちら側は暗いが、向こう側は明るい。闇のなかにではない。
光りのなかに、みんな姿を消す(のかもしれない)
糸くずみたいな僅かな記憶だけ、後にのこして。



5月の光りのなかに、姿を消してしまったシロちゃん。忘れないよ、きみのこと。

  shiro.jpg
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[ 2015/05/26 22:41 ] | CM(2)
  • EDIT 


  • よい猫生

    御室にはシロちゃんが産んだこどももいるそうです。
    姿、かたちを変えていのちは続いていくのですね。

    [ 2015/05/27 19:27 ] [ 編集 ]

    野良猫さんで15歳というのは、かなり長生きで、きっとよい猫生だったのではないでしょうか。
    闇の中に姿を消すのでなく、光の中に姿を消すのですね。
    そう思うと、いくらか気が楽になります。
    [ 2015/05/27 11:08 ] [ 編集 ]

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