洞窟おじさん原作本

洞窟おじさん


テレビで見た『洞窟オジさん』がよかったので原作本を図書館で借りてきた。
ドラマが原作を忠実に描写したものだということが読んでみてよくわかった。
頭のなかのイメージが文章になじんでドラマとの違和感がまったくなかった。

ドラマにはなかった場面もいくつかあって内容により深味が加わっていた。
足尾銅山の洞窟でシロと暮らした日々の逸話は何度読んでもホロリとする。

親から愛されず、家にも学校にも居場所がなかったおじさん。
唯一のともだちは飼い犬のシロだった。シロが死んでからの
山の独り暮らしはどんなにか寂しかったことだろう。

「怖さは耐えられるが、寂しさは耐えられない」と話されていた。

寂しいけれど人がこわい。人間不信で閉ざされていたおじさんの心がほどけたのは
後年、障害者施設で出会った理事長や事務員の保嶋さんとの出会いがあったからだ。
ほんものの温かい人間関係に巡り合えたおじさんの笑顔が輝いていた。

自分に関心を持ってくれる人がいるのは幸せなことである。
心あたたまるとてもいいお話を読ませてもらった。
洞窟おじさん、ありがとう。
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[ 2016/01/27 08:26 ] 読書 | CM(0)
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